モバイルで遊ぶ日々 (りなざうカスタマイズ日記)

ザウルス(SL-C3200)とW-ZERO3(WS011SH)で遊んでいるブログです

pdaXromのインストール(その1 パーティションの作成)

pdaXrom前々からやろうと思っていたpdaXromのインストールに、いよいよ挑戦してみようと思います。
pdaXromはリナザウ標準のQtopiaと入れ替えて使うXウィンドウシステムをベースにした代替OSです。
画面を見れは一発ですが、もう思いっきりLinuxです。

FirefoxとかThunderbirdとか。。Qtopia環境では動かすことができないX Windowアプリケーションを色々と動かすことができます。
動作もQtopiaよりも軽いのかな?
当然メーカー保証外、完全自己責任ですが、これを導入しないわけにはいきません。

pdaXromの最新バージョンは今のところbeta4になり、SL-C3200対応と謳っているものはおそらくbeta3になると思うのですが、ここはあえて安定しているという噂のbeta1をインストールすることにします。
新しいバージョンのものは大容量(1GB以上)のSDカードも使用できないようです。

またインストールの方法ですが、Qtopia環境とデュアルブートができるようにするつもりです。
Qtopiaの環境を削除してpdaXromを入れるのが素直で簡単なやりかたなんだと思いますが、まだQtopiaの環境も取っておきたいし、SL-C3200はHDDを搭載しています。
pdaXromをHDDにインストールすることで、Qtopiaとのデュアルブート環境を構築することにしました。

従って、手順としては、
 ・pdaXrom用のパーティションの作成
 ・インストールイメージのinitrd.binから、rootfsの取り出し
 ・インストール&設定
という感じになるでしょうか。

まずはパーティションの作成から始めます。


1.バックアップの取得
pdaXrom用のパーティションはhda3パーティションを切り直してhda4として作成します。
パーティションを切り直す際にhdd3の内容はすべて消去されてしまうので、まずはバックアップを取ります。

hda3は/hdd3ディレクトリにマウントされていますので、/hdd3配下のファイルをtar.gzで圧縮して、SDカードにバックアップします。
ただ、/hdd3にあるdict1フォルダとdict2フォルダに関しては、それぞれ350MB、500MBとサイズが大きいです。
これらのバックアップを取ると時間も容量も取ってしまうのですが、ザウルスに付属のCDに同じデータが収録されているので、わざわざバックアップはとりませんでした。
後で、CDからコピーします。

ターミナルを起動して以下のコマンドでバックアップを取得します。
bash-2.05$ su -
# swapoff /hdd3/swapfile
# cd /hdd3
# tar cvf - ./Documents ./swapfile | gzip -c > /mnt/card/backup.tar.gz
うちのザウルスは/hdd3にswapファイル(swapfile)を作成しています。
そのため、2行目のコマンドでswapファイルを無効化し、バックアップ対象にもswapfileを含めています。



2.メンテナンスカーネルの起動
バックアップを取得したら、いよいよパーティションを作成するわけですが、パーティションの作成はメンテナンスモードにて行います。

まずは、以下の手順でメンテナンスカーネルを起動します。
・電源を落とし、電池ぶたを開きます。
・[D]キーと[B]キーを押しながら、電池の左にあるの小さいリセットボタンを押します。
・電池ぶたを閉めてロックします。
・電源を入れると、メンテナンスカーネルで起動します。
・メンテナンスカーネルが起動すると、「zaurus login:」と表示されます。
・ユーザー「root」でログインします。(パスワードはなし)


3.パーティションの作成
一度hda3パーティションを削除して、新たにhda3とpdaXrom用にhda4を作成します。
下記コマンドのうち、太字の部分が入力した箇所です。
fdiskでの内容ですが、
 ・hda3の削除
 ・hda3を4.7GBのサイズで作成
 ・hda4を1GBのサイズで作成
 ・hda3のファイルシステムをvfat(FAT32)に変更
という感じで実行しています。

# fdisk /dev/hda

The number of cylinders for this disk is set to 11905.
There is nothing wrong with that, but this is larger than 1024,
and could in certain setups cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., old versions of LILO)
2) booting and partitioning software from other OSs
   (e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)

Command (m for help): p

Disk /dev/hda: 6144 MB, 6144284672 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 11905 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hda1             1        20     10048+  83  Linux
/dev/hda2            21        40     10080   83  Linux
/dev/hda3            41     11905   5979960    c  Win95 FAT32 (LBA)

Command (m for help): d
Partition number (1-4): 3

Command (m for help): p

Disk /dev/hda: 6144 MB, 6144284672 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 11905 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hda1             1        20     10048+  83  Linux
/dev/hda2            21        40     10080   83  Linux

Command (m for help): n
Command action
   e   extended
   p   primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 3
First cylinder (41-11905, default 41): <空エンターを入力>
Using default value 41
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (41-11905, default 11905): 9825

Command (m for help): p

Disk /dev/hda: 6144 MB, 6144284672 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 11905 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hda1             1        20     10048+  83  Linux
/dev/hda2            21        40     10080   83  Linux
/dev/hda3            41      9825   4931640   83  Linux

Command (m for help): n
Command action
   e   extended
   p   primary partition (1-4)
p
Selected partition 4
First cylinder (9826-11905, default 9826): <空エンターを入力>
Using default value 9826
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (9826-11905, default 11905): <空エンターを入力>
Using default value 11905

Command (m for help): p

Disk /dev/hda: 6144 MB, 6144284672 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 11905 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hda1             1        20     10048+  83  Linux
/dev/hda2            21        40     10080   83  Linux
/dev/hda3            41      9825   4931640   83  Linux
/dev/hda4          9826     11905   1048320   83  Linux

Command (m for help): t
Partition number (1-4): 3
Hex code (type L to list codes): c
Changed system type of partition 3 to c (Win95 FAT32 (LBA))

Command (m for help): p

Disk /dev/hda: 6144 MB, 6144284672 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 11905 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hda1             1        20     10048+  83  Linux
/dev/hda2            21        40     10080   83  Linux
/dev/hda3            41      9825   4931640    c  Win95 FAT32 (LBA)
/dev/hda4          9826     11905   1048320   83  Linux

Command (m for help): w
The partition table has been altered!

Calling ioctl() to re-read partition table.

WARNING: If you have created or modified any DOS 6.x
partitions, please see the fdisk manual page for additional
information.
Syncing disks.
#


パーティションの作成が終了したら再度fdiskを実行し、hda4が作成されていることを確認します。
# fdisk /dev/hda

The number of cylinders for this disk is set to 11905.
There is nothing wrong with that, but this is larger than 1024,
and could in certain setups cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., old versions of LILO)
2) booting and partitioning software from other OSs
   (e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)

Command (m for help): p

Disk /dev/hda: 6144 MB, 6144284672 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 11905 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hda1             1        20     10048+  83  Linux
/dev/hda2            21        40     10080   83  Linux
/dev/hda3            41      9825   4931640    c  Win95 FAT32 (LBA)
/dev/hda4          9826     11905   1048320   83  Linux

Command (m for help): q

#



4.パーティションのフォーマット
新規に作成したパーティションをフォーマットします。
hda3はvfatで、hda4をext3でフォーマットします。

# mkfs.vfat -F 32 /dev/hda3
# mke2fs -j /dev/hda4


5.再起動
パーティションの作成&フォーマットが終了したら、リナザウを再起動します。
メンテナンスカーネルを終了するためには、shutdownコマンドで終了してからリセットをする必要があります。

まず、以下のコマンドでシャットダウンします。
# shutdown -h now

シャットダウンしたら、以下の手順で再起動させます。
・電池ぶたを開きます。
・電池の左にあるの小さいリセットボタンを押します。
・電池ぶたを閉めてロックします。
・電源ボタンを押して再起動します。


6.バックアップの復元
リナザウが起動したら、最初に取得したバックアップを復元します。

bash-2.05$ su -
# cd /hdd3
# gunzip -c /mnt/card/backup.tar.gz | tar xvf -

また、バックアップを取らなかったdict1フォルダとdict2フォルダは、PC経由でCDからコピーしてください。


以上で、pdaXrom用にパーティションを作成することができました。
次はインストールイメージからrootfsを取り出します。

 



コメント

最新版はいかがでしょうか?

初めまして。SL-C3100のユーザーです。デュアルブートに非常に魅力を感じました。

http://mail.pdaxrom.org/node/118 には、pdaXrom-1.1.0r121-Kathrin-akita-current.zip が公開されていますが、デュアルブート環境にするには beta1 のほうがよろしいでしょうか?

  • 2007/01/21(日) 13:43:11 |
  • URL |
  • ふゆ #dBXjdKl2
  • [ 編集]

ふゆさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
r121でのデュアルブート環境ですが、「ASMの日記」さんの記事(http://d.hatena.ne.jp/AllStarMoves/20061120)で、r121からrootfsを取り出す事に成功したという記事が書かれていたので少し考えたのですが、なかなか素直には行かなさそうな感じだったので手を出しませんでした。
beta1を選んだのは、構築当時に安定していそうであったことと、大容量のSDカードが使えたというのが選択基準でした。

pdaXromに興味があるけど、Qt環境も捨てたくない。という方にはデュアルブート環境はお勧めですよ。

  • 2007/01/23(火) 01:26:40 |
  • URL |
  • tomo #JPAGOH6g
  • [ 編集]

ありがとうございます

tomo 様、早速にもお返事をいただきありがとうございました。pdaXrom環境にはいろんな可能性が開けているとは思うものの、QTをまったく捨て去ることにはためらいがあって、迷っていました。tomo 様やお教えいただいたページを参考にさせていただいて、ぜひともデュアルブート環境に挑戦したいと思います。また、ご教示頂くこともあるかと存じますが、よろしくお願い致します。

> ふゆさん
それでしたら、まずはデュアルブート環境を作って試してみるのが最適ですね。
是非とも頑張ってください。
説明不足なところがありましたら、なんなりとご指摘ください。

  • 2007/01/24(水) 12:50:00 |
  • URL |
  • tomo #JPAGOH6g
  • [ 編集]

GW-CF54G

tomo 様 

こんばんは。もう、ご承知のことかと存じますが、プラネックスから、IEEE 802.11b/gに対応したCFカードが近々に発売されます。サポート外ではあるものの、Linuxでも使えるとのことです。早速、同社のダイレクトショップに予約申込しました。
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/16935.html

実は先週に購入したLANカードのパッケージにGW-CF54Gが印刷されていたため、プラネックスにメールで問い合わせたものの、返事がなく不思議に思っていました。

ふゆさん、こんばんは。
CF型のLANカードがどんどん手に入りにくくなる中、新製品が発売されるのは嬉しいですよね。(しかも結構なスペックですし)
ただこのGW-CF54Gですが、シャープがドライバーを提供しないため、ザウルスでは利用できないという情報をみかけました。
pdaXromとかでも動いてくれるといいんですけどね・・・

  • 2007/01/31(水) 01:11:05 |
  • URL |
  • tomo #/nn67Fdk
  • [ 編集]

ドライバが必要なのですね

tomo  さま

CF-100TX2 も、Linux 対応としながら、ZAURUS用のドライバはシャープ、プラネックスのどちらからも提供されませんでした。有志のかたが作ってネットで公開してくださいました。

CF型の無線LANアダプタが次々と生産終了し、在庫も消えていくなかでは、新製品のGW-CF54GがZAURUSでも使えるようにならないと不安です。現時点ではドライバがないものの、先を見越してあえて購入しました。

2月生産終了はガセ

tomo 様

海外のユーザーサイトを出所に、「SL-C3200が生産終了」との情報が先月下旬からネットを駆けめぐりました。

驚いて、シャープの相談窓口に「生産を続けてほしい」とメールを送ったところ、2時間ほど後に相談窓口のH氏から電話をいただきました。

「SL-C1000とSL-C3200は、今後も生産を続けていきます」とのことでした。正直、ほっとしました。Treoを始め、スマートフォンにはいまひとつ魅力を感じず、買い換えもやっぱりZAURUSと決めています。

Re:2月生産終了はガセ

ふゆさん、こんばんは。
GW-CF54がザウルスで使えるようになれば快適になりますよね。
私はドライバーを作る知識なんて全く持っていないので待ち続けるしかないのですが、CF-100TX2の様にドライバーが公開される事を願ってしまいます。

また、ザウルスの生産は続けていくんですね。
気にはなっていたのですが、相談窓口からの直接の情報と言うことであれば信憑性も高いですから安心しました。
情報ありがとうございました。

  • 2007/02/03(土) 00:04:25 |
  • URL |
  • tomo #/nn67Fdk
  • [ 編集]

tomo 様

こんばんは。シャープの相談窓口には、メールを送ったのですが、即座に丁重な電話がかかってきて驚きました。どうも、管理職の地位にある方に思われました。メーカーによってはサポートの対応が鈍い社もありますが、シャープはきちんとしているとの印象を受けました。

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