ということで、いよいよpdaXromのインストールです。
ちょっと時間がかかってしまいましたが、なんとか動くようになりました。
とりあえずインストールしただけの状態ですが、その3まで続いた「pdaXromのインストール」シリーズも、まずはひと段落です。
他にも色々とやることはあると思いますが、その辺については追々設定していきます。
pdaXromとのデュアルブート環境の構築に関しては、「LANDISKで漕ぎいでな〜♪」さんの「Zaurus/3.pdaXrom」にとても丁寧にまとめられています。
今回のインストールに関しては、こちらのページを参考にさせていただきました。
(というか、このページがなかったらできなかったです)
「LANDISKで漕ぎいでな〜♪」さんのページではRC.10.4を対象に解説をされていますので、beta1では少し手順が変わってきます。
こちらの手順を参考にして、SL-C3200とpdaXrom beta1で以下のようにデュアルブート環境を構築しました。
ご興味のある方は、ご参考までにどうぞ。
また、もちろんpdaXrom環境はSHARPが保障するものではありませんので、あくまでも自己責任でお願いします。
-- 2006/09/10 追記 --
導入手順を一部修正しました。修正内容はこちらです。
| 1.ファイルのダウンロード |
・init.bz2
・Dual_C760.zip
init.bz2はぴろさんのざう日記から、Dual_C760.zipはこちらからダウンロードします。
また、Dual_C760.zipにはgtarのipkファイルが入っていますので、これをインストールします。
| 2.rootfsの展開 |
まずは/ファイルシステムを書き込みできるようにマウントしなおして、マウント・ポイント(/hdd4)を作成し、マウントします。
| bash-2.0$ su - # mount -o rw,remount / # mkdir /hdd4 # mount -o ro,remount / # mount -t ext3 -o noatime /dev/hda4 /hdd4 |
インストールイメージから作成したpdaXrom1.1.0beta1.tar.gzを/hdd4に展開します。
pdaXrom1.1.0beta1.tar.gzは/hdd3/Documentsにあるものとして、以下のコマンドを実行します。
| # cd /hdd4 # gunzip /hdd3/Documents/pdaXrom1.1.0beta1.tar.gz # gtar vxpf /hdd3/Documents/pdaXrom1.1.0beta1.tar # gtar vxpf root/.var_default.tar # gtar vxpf root/.home_default.tar # gtar vxpf root/.dev_default.tar |
| 3.各種カスタマイズ |
以下の項目を実行します。
■ファイルのコピー
/etc/pointercal
| # cp /etc/pointercal /hdd4/etc |
■rc.rofilesysの編集
/hdd4/etc/rc.d/rc.rofilesysを以下の内容で置き換えます。
(beta2のrc.rofilesysからもってきました)
| #!/bin/sh #export PATH=$PATH:/usr/sbin.rom:/usr/bin.rom if [ ! -x /sbin/devfsd ]; then mount -t tmpfs -o size=12m none /dev cd / tar xf /root/.dev_default.tar 2> /dev/null > /dev/null mkdir /dev/shm else mount -t tmpfs -o size=12m none /dev/shm fi mkdir /dev/shm/tmp mkdir /dev/shm/run chmod 4777 /var/tmp chmod 777 /tmp touch /var/run/utmp cd / tar --no-same-owner -xf /root/.var_default.tar 2> /dev/null > /dev/null touch /var/log/lastlog rc=$? if [ "$rc" = "0" ]; then success "$STRING" else failure "$STRING" fi msg |
■fstabの編集
/hdd4/etc/fstabを以下のように編集します。
| /dev/hda1 /mnt/cf auto noauto,owner 0 0 /dev/mmcda1 /mnt/card auto noauto,owner 0 0 /dev/sda1 /mnt/usbstorage auto noauto,owner 0 0 none /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 |
■keymapの編集
/hdd4/etc/X11/kb/akita.xmodmapを編集します。
66行目あたりの以下の部分を編集します。
(太字部分が修正/加筆箇所)
|
- 中略 - |
■rootユーザーのプロファイルの作成
/hdd4/home/root/.profileを以下の内容で作成します。
| . /etc/profile |
■.xinitrcの編集
.xinitrcをカスタマイズするのですが、ザウルスでは.xinitrcは/hdd4/usr/bin/mbsessionにリンクしています。
mbsessionの41行目あたりの以下の部分を編集します。
(太字部分が修正箇所。SL-C3100の後ろに|SL-C3200を追加)
| SL-6000) test -f /etc/X11/kb/tosa.xmodmap && xmodmap /etc/X11/kb/tosa.xmodmap ;; SL-C1000|SL-C3000|SL-C3100|SL-C3200) test -f /etc/X11/kb/akita.xmodmap && xmodmap /etc/X11/kb/akita.xmodmap ;; *) |
■cardctlの不具合修正
以下の2つのファイルにて、cardctlコマンドの引数を修正します。
・/hdd4/usr/bin/network.py
1067行目あたりの以下の部分を編集します。
(太字部分が修正箇所。eject/insertの後ろに0を追加)
|
- 中略 - def main(self): |
・/hdd4/etc/rc.d/init.d/pcmcia
124行目あたりの以下の部分を編集します。
(太字部分が修正箇所。ejectの後ろに0を追加)
| - 中略 - stop) msg -n "Stop CF services:" cardctl eject 0 >/dev/null 2>&1 killproc /sbin/cardmgr if grep -q "ds " /proc/modules ; then echo -n " modules" /sbin/rmmod ds /sbin/rmmod $PCIC /sbin/rmmod pcmcia_core fi - 中略 - |
■swapファイルの作成
swapファイルを作成し、起動時に有効化するようにします。
この辺も「LANDISKで漕ぎいでな〜♪」さんのページをそのまま参考にさせていただいています。
以下のコマンドでswapファイルを作成します。
| # cd /hdd4 # dd if=/dev/zero of=.swap bs=512 count=131072 # mkswap /hdd4/.swap |
起動時/終了時に実行されるスクリプトを作成します。
/hdd4/etc/rc.d/init.d/swapを以下の内容で作成します。
| #!/bin/sh # /etc/rc.d/init.d/swap - Start/Stop the swap. case "$1" in start) /sbin/swapon /.swap ;; stop) /sbin/swapoff /.swap ;; restart) ;; *) echo "Usage: $0 (start|stop|restart)" exit 1 ;; esac exit 0 |
スクリプトに実行権限を与え、各シンボリック・リンクを作成します。
| # chmod +x /hdd4/etc/rc.d/init.d/swap # ln -s ../init.d/swap /hdd4/etc/rc.d/rc5.d/S01swap # ln -s ../init.d/swap /hdd4/etc/rc.d/rc0.d/K01swap # ln -s ../init.d/swap /hdd4/etc/rc.d/rc6.d/K01swap |
| 4.ブートセレクタの設定 |
まずは、ぴろさんのところからダウンロードしたinit.bz2を解凍し、できあがったinitファイルを編集します。
(太字部分が修正箇所)
|
- 26行目付近 - |
編集したinitファイルをコピーします。
initファイルは/hdd3/Documents/initにあるものとします。
|
# mount -o rw,remount / |
また、pivot_rootファイルとchrootファイルをコピーし、/hdd4/old-rootディレクトリを作成します。
pivot_rootはダウンロードしたDual_C760.zipにはいっていますので、解凍してザウルスに転送してください。
ここでは、/hdd3/Documentsにあるものとします。
|
# cp /hdd3/Documents/pivot_root /sbin |
| 5.pdaXromの起動 |
ターミナルで以下のコマンドを実行し、再起動します。
| # shutdown -r now |
再起動後、ブートセレクタが起動して以下の選択画面が表示されます。
| Root Filesystem selector. 1. Qtopia 2. pdaXrom (/dev/hda4) Select : |
ここで2を入力し、Enterを押すとpdaXromが起動します。
(1を入力するとQtopiaが起動されます)
しばらくするとログイン・プロンプトが表示されますので、rootユーザーでログインしstartxコマンドを実行します。
(ログイン時のパスワードはありません)
| zaurus login: root # startx |
startxを実行すると・・・

X Windosが起動されました〜!
以上でpdaXromのインストールは完了です。
ザウルスでX Windowが動いているなんて、なんか新鮮ですね。
後は日本語化したり、デバイスを認識させたり、ソフトを入れたり・・・
やらなきゃいけないことは沢山ありますが、これは面白そう。
しばらくはQtopia環境はほったらかしになっちゃうかも。(笑)

